伊那小学校 生きる力をはぐくむ総合学習(2012年)

朝9時を少し回った伊那小学校。授業中のはずなのに、廊下には子どもたちの元気な声が響いている。「子どもたちは大騒ぎしてますけど…」と本多俊夫校長は苦笑し、こう続けた。「ここでは『静かにしろ』など一切言いません」伊那市立伊那小学校には、チャイムがなく、通信簿がなく、固定化された時間割もない。公立でありながら、30年以上も総合学習・総合活動に多くの時間を割いてきた小学校だ。本多校長が昨年4月に赴任した…

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恋愛先進国フランスのla la laナンパ事情(2005年)

 フランス人にとってナンパは、人生の最大のテーマといえる。というのも、自分から声をかけなければ、恋がスタートしないのだ。まずは誘う。それが恋愛の第一段階である。 ここでいうナンパは、より本気度が高く、日本のそれとは微妙に違う。I-VoCEで行ったアンケートによると、日本人女性はナンパにかなり否定的。ナンパされて「断った」「無視した」女性は約7割。「ナンパがきっかけで交際したことがある」のは、たっ…

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病院の惨状と復興への思いをイラク医師が語る(2008年)

この混迷は米国が退去するまでつづくだろう イラク戦争から5年。イラクに関する報道がめっきり減り、国内で何が起こっているのか、現状はなかなか伝わってこない。この6月、日本で研修した経験を持ち、妹の精密検査のために来日したバスラ産科小児科病院のフサム・サリ医師に会い、イラクの病院が抱える問題、大統領選を控えた米国への期待など、お話をうかがった。フサム医師は、「セイブ・ザ・イラクチルドレン広島」の支援…

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イタリア国民投票後の脱原発の課題(2012年)

フクシマの事故が脱原発へ イタリア国民投票後の課題  フィレンツェ大学物理学部のアンジェロ・バラッカ教授は、一九七〇年末から一貫して反原発運動をつづけている。「国民選挙(二〇一一年六月)で廃炉が決まったのは、フクシマの影響が大きい。次は私たちが、日本に協力する番です。国際的な連帯を強め、世界の脱原発を実現しなくてはなりません」 あまり知られていないが、イタリアは、一九六四~六五年に三基の原子炉…

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子どもの権利「相談すらできない」と訴える(2006年)

子ども権利侵害めぐり討論 中学生の意見表明に対する嫌がらせや児童虐待といった「子どもの権利侵害」が絶えない札幌市で、子どもの意見を聞くパネルディスカッションが、12月9日に開催された。6人の中高生らの発言から、「相談すらできない」との声も上がり、孤独な子どもの姿と、「子どもの権利」の理念が大人に浸透していない現実が浮かび上がった。札幌市では「札幌市子どもの権利条例(仮)」の制定を目指しているが…

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海外の市民運動家が人権無視の日本政府に抗議(2008年)

 洞爺湖G8サミットに反対する23人の韓国人が入国拒否されたことに抗議し、海外の市民団体の代表者たち7名(主催International Social Movements)が、7月6日、市民メディアセンター(北大クラーク会館)で記者会見を行った。出席したのはジュビリー・サウス、ビア・カンペシーナ、ATTACジャパンなど、農民および労働者、市民運動の活動家たちで、参加者は一同に日本政府の非民主主義…

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世界の先住民族 コマンチェ民族(2008年)

ローラ・ハリスさん(米国、コマンチェ民族) アメリカ先住民族コマンチのローラ・ハリスさんは、母親が創設したAIOの代表だ。「プログラムという若手リーダーの育成に取り組んでいます。このプログラムは、先住民族の伝統を基礎に組み立てられており、先住民族の独自の文化を現代社会に適応させていくことを目的にしています。というのも、私たちは、アメリカの文化と自らの文化の両方を持ち合わせていますが、それが自分の…

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学校の門をくぐったことのない人がいる(2011年)

「学校の門をくぐったことのない人がいるんです」 工藤慶一 北海道 62歳 ー父が勤める貯金局は、北海道旭川市の旧第七師団司令部跡にあった。終戦後、工藤さん一家は、その周辺に点在する旧日本軍建物で暮らしていた。中学3年生の卒業間近、「デン助」というあだ名の同級生から、「世の中を良くしてくれ」と亡くなった兄の高校の数学の参考書を手渡される。「デン助」は両親に死なれ、進学できなかった。 一番記憶に…

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