フルート奏者の工藤重典さんインタビュー(1995年)

「フルートを習い始めた小学校4年生のとき、札幌でジャン=ピエール・ランバル氏の演奏を聴き、強い印象を受けました。この人と勉強するんだという予感がありましたね。フランスへ行く決心をしたのもこのときだったような気がします。今でも、ランバル氏がファイト満々でステージに登場してきた様子を覚えています。初来日のコンサートで、あのころ彼は42歳ぐらい、今の僕と同じような年齢でした」 クラシック好きの両親に連…

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市民3000人が支えた映画製作「レオニー」(2010年)

20世紀初頭、日本人との間に生まれた子をひとりで育て、異国・日本で暮らした米国人女性がいた。その名はレオニー・ギルモア。世界的彫刻家イサム・ノグチの母親である。彼女の波乱の生涯を描いた日米合作映画「レオニー」が、今年11月、全国で封切られる。7月末には札幌で、映画のサポーターや製作関係者へのお披露目の試写会が行われた。松井久子監督が、7年の歳月をかけて完成させた力作だ。ドウス昌代著「イサム・ノグ…

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チャールズ・ディケンズのクリスマス・カロル

名作の世界 クリスマス・カロル チャールズ・ディケンズ 「とにかくクリスマスはめでたいと思うんですよ。親切な気持ちになって人を赦してやり、情けぶかくなる楽しい季節ですよ」(新潮文庫・花岡花子訳) クリスマス・イブの夜、ケチで冷酷なスクルージに、甥フレッドはそう言い残し、クリスマス・パーティーの開かれる自宅へと帰っていった。英国の文豪ディケンズが『クリスマス・カロル』を書いた19世紀ヴィクトリア時…

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