学校の門をくぐったことのない人がいる(2011年)

「学校の門をくぐったことのない人がいるんです」 工藤慶一 北海道 62歳 ー父が勤める貯金局は、北海道旭川市の旧第七師団司令部跡にあった。終戦後、工藤さん一家は、その周辺に点在する旧日本軍建物で暮らしていた。中学3年生の卒業間近、「デン助」というあだ名の同級生から、「世の中を良くしてくれ」と亡くなった兄の高校の数学の参考書を手渡される。「デン助」は両親に死なれ、進学できなかった。 一番記憶に…

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性暴力の根絶に向けて 北海道でシンポジウム(2010年)

札幌市の札幌エルプラザで19日、シンポジウム「性暴力の根絶に向けて」が開催され、性暴力被害者や支援者ら約1000人が参加した。主催した「性暴力禁止法をつくろうネットワーク」は、性暴力の根絶と被害者の保護システムの確立、加害者対策など包括的な法整備を求め2年前に設立。シンポジウムは札幌を皮切りに、2年かけて全国を縦断する予定だ。ネットワークの呼びかけ人の一人、札幌のNPO法人「女のスペース・おん」…

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台湾人虐殺の2・28事件から60年(2007年)

若い世代に語り告ぐべきと留学生  台湾で1947年2月28日に起きた「2・28事件」からことしで60年。この事件では、国民党政権に対して台湾人が抗議行動を起こしたことをきっかけに、政府が弾圧に乗り出し、2万人前後の台湾人が犠牲になった。2・28事件は台湾で長い間封印されていたが、1980年代後半の台湾民主化以降、真相の究明が進んでいる。こうした事情を、多くの日本人に知ってもらおうと、札幌の大学…

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民主化した東欧の若者と交わした政治の話

不在者投票をした。 書類をダウンロードし、滞在先の役所に出向くなど手間はかかったが、今回は一票をムダにしたくなかった。 それにはワケがある。映画「戦場のピアニスト」を観た翌日、イラク戦争が始まった。 そして、あるポーランド人の言葉を思い出した。 日本がバブルの余韻に酔いしれていたころのことだ。 「じゃあ、日本人はいったい誰とどこで政治の話をするの?」 1992年、ロンドンの語学学校で…

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日本でもドイツ徴兵拒否青年の奉仕活動

 徴兵制度が残るドイツだが、徴兵を拒否することもでき、その場合は兵役のかわりに奉仕活動に従事する仕組みになっている。最近は日本でのボランティアを希望する若者が多く、全国各地で彼らを受け入れている。こうした取り組みは、作家の故小田実さんが立ち上げた「日独平和フォーラム」の活動のひとつであり、札幌市の「日独平和フォーラム北海道」(代表 山口たか)でも、4人のドイツ青年にボランティアの場を提供している…

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